「好き」が「才能」を飛躍させる 子どもの伸ばし方

音楽の本など

「好き」が「才能」を飛躍させる 子どもの伸ばし方

 

あらすじ

子どもの才能を育む、角野流子育てメソッド!
・「違いに気づく」ことが感性を磨くことの第一歩
・感じたことを、なるべく子どもに言語化させる
・「好き!」という気持ちが子どもの能力を伸ばす
・練習には「ゲーム感覚」を取り入れる

「僕が音楽と数学の世界に導かれた背景に、母の多くの創意工夫があったことを再認識しました。」
――角野隼斗さん(ピアニスト)

amazonより引用

感想

youtubeなどでも活躍されている、東大卒でピアニストかてぃんさんのお母さまの本。

東大卒もピアニストも狭き門なのに、それを両方というのはすごい異色だなと思って興味を持ちました。私が見かけたインタビュー記事で、かてぃんさんが、1日14時間練習、14時間勉強はできないけど、7時間ずつならできるみたいな発言されてて驚かされました。

そんなかてぃんさんのお母さまのピアノ教育法の本。全体的な印象として、子供の自主性を重んじている姿勢、教えるというより一緒に楽しむ、共有する姿勢、子どもたちが興味をもてるようにする創意工夫。素敵な先生だなと思いました♪

新たな気づきがあった箇所3つを引用♪

ピアノ教育においては動作の方法が出発点となるのではなく、精神的な耳の指導のもとに音を体験するということが出発点でなければならない

要するに、ピアノ演奏においては美しい音色を求めることが本質であり、本質をつかむことができれば手は自然と適切な形におさまっていく

 

角野美智子. 「好き」が「才能」を飛躍させる 子どもの伸ばし方 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.204-205). Kindle 版.

ついつい細かい事に目が向きがちですが、やはり音楽の核心は音を聴くということ。そこを後回しにしたり、忘れがちなので、この考えは大事だなと思いました。ピアノを習っている生徒さんには、たくさんの音楽を聴いてほしいです。そして自分のピアノの弾いている音楽も、しっかり聴けるようになってほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

まさに「違いに気づく」ことが感性を磨くことの第一歩だと思います。

違いに気づけるようになったら、さらに踏み込んで「どちらが好き?」「あなたはどうしたい?」というように問いかけを発展させていきます。

角野美智子. 「好き」が「才能」を飛躍させる 子どもの伸ばし方 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.250-252). Kindle 版.

感性っていうぼんやりしていた言葉を、はっきり定義されてて印象深かったです。「違いに気づく」は確かに!と思いましたし、レッスンにも実際に取り入れやすいなと。

 

 

 

 

 

 

 

たとえば、反復練習。子どもは、どうしても「速く弾く」「両手で通して弾く」ことの方が楽しくて、ゆっくり弾いたり、同じ箇所を片手で何度も何度も繰り返し練習することが苦手です。隼斗もそうでした。そこで、練習自体をゲームにしてしまおうと考えました。

ゆっくり弾く練習のために考えたのはメトロノームとサイコロを使った「電車ごっこ」。サイコロを振って1が出たら「各駅停車→メトロノームの目盛りを1上げる」、2が出たら「快速→メトロノームの目盛りを2上げる」、3が出たら「特急→メトロノームの目盛りを3上げる」

角野美智子. 「好き」が「才能」を飛躍させる 子どもの伸ばし方 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.692-695). Kindle 版.

具体的に練習方法の工夫も取り上げられてて、参考になりました。いかに子供が興味を持って取り組めるかを、しっかり考えられてて。あそびの延長のように、練習を持っていくのはさすがだなと真似したいところです。

かてぃんさんのyoutubeも貼っておきます♪ゲーム音楽を選んでみました。

【Piano Ver.】

【Super Mario Odyssey】Jump Up, Super Star! 【Piano Cover】スーパーマリオ オデッセイ メインテーマ [かてぃん]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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